皆さん、こんにちは!
「水曜日、私の夫に抱かれてください」——このタイトルを番組紹介で初めて知ったとき、思わずニ度見しませんでしたか?
筆者も驚きましたね!
不倫ドラマは数々あれど、これほど直接的かつ謎めいたタイトルはなかなかありません。「私の夫に抱かれてください」と言っているのは、なんと”妻”側の人物。普通の不倫ドラマなら妻はひたすら被害者として怒るか泣くかするものですが、このドラマはそのセオリーをまるごとひっくり返してきます。タイトルだけで「え、どういうこと?」と引き込まれる。それこそが本作最大の武器と言えるでしょう。
略称は「すいだか」。ドラマ公式もこの呼び方を推しています。
どんなドラマ?
テレビ東京「ドラマNEXT」枠で放送中の本作は、自分に自信がなく言われるがままに不倫の沼から抜け出せなくなった女性・蓉子と、全く本心の見えない妻・怜、そして浮気をやめられないクズ夫・神栖の奇妙な三角関係を描く、不倫ラブサスペンスです。
原作は菊屋きく子による漫画で、U-NEXTのマンガレーベル「U-NEXT Comic」のレーベル「ゲキヌマ」から2024年5月より連載中の作品です。放送は毎週水曜日深夜24時30分から。
ストーリー(あらすじ)
29歳で独身の小吹蓉子(菅井友香)は、高校時代のある出来事をきっかけに人付き合いが苦手で、友達も恋人もいない孤独な人生を送ってきました。そんな中でやっと出来た初めての恋人・神栖史幸(稲葉友)は、自分を優しく受け止めてくれる唯一無二の存在でしたが、ある日突然「妻に不倫がバレた。妻に会ってほしい」という衝撃の告白を受けます。
謝罪のために史幸の自宅を訪れた蓉子を待っていたのは、罵倒でも怒号でもありませんでした。怜から告げられたのは「毎週水曜日、史幸と浮気し続けてくれませんか……?」という、到底常識では考えられない提案だったのです。
まあ筆者は男ですから、この反対、「毎週水曜日、〇〇と浮気し続けてくれませんか」と誘われれば、すぐに実行に移しちゃいますけど(笑い)。
怜が持つ静かだが有無を言わせぬ迫力と、不倫による強い罪悪感から、蓉子はその要求を”罰”として受け入れ、毎週水曜日に神栖家へ通うことを約束してしまいます。そして取り決められた公認不倫のルール、決して足を踏み入れてはならない謎の部屋の存在……。訪れた約束の水曜日、蓉子が神栖家で目にしたものとは?
「これは罠か、策略か、それとも歪んだ愛情なのか」——怜の真の狙いは何なのか、物語が進むほど謎が深まっていきます。
キャスト
菅井友香(小吹蓉子 役) ……保険会社勤務の29歳。人付き合いが苦手で孤独に生きてきた主人公。人生初の恋人が既婚者だったことで、望まぬ”公認不倫”の渦に巻き込まれていきます。元欅坂46のセンターとして知られる菅井友香が、内気で繊細な女性を丁寧に演じています。
入山法子(神栖怜 役) ……史幸の妻。夫の不倫相手である蓉子に「水曜日だけ夫と会ってほしい」と持ちかける謎深い女性。静かな迫力とどこか神秘的な佇まいが不気味さと魅力を際立たせています。
稲葉友(神栖史幸 役) ……蓉子の”元カレ”であり怜の夫。優しい恋人・夫の顔を持ちながら、浮気をやめられない複雑な人物。「行動や言動に謎の多い神栖ですが、そこに至るまでの背景も徐々に明らかになっていきます」と稲葉自身がコメントしており、物語が進むにつれ意外な一面が露わになっていきます。
柾木玲弥(史奉 役) ……史幸の兄。稲葉友と柾木玲弥は2009年のジュノン・スーパーボーイ・コンテストで同期(稲葉がグランプリ、柾木が審査員特別賞)であり、ドラマ内でも兄弟役を演じるというキャスティングが話題を呼んでいます。
そのほか、濱田龍臣、山本弓月、山下容莉枝らも出演しています。
注目ポイント①:俳優・沢村一樹が連ドラ初監督に挑戦
本作の最大の話題のひとつが、チーフ監督を務めるのが俳優の沢村一樹であること。「絶対零度」シリーズや「DOCTORS〜最強の名医〜」などで主演俳優として第一線を走り続けてきた彼が、本作で初めて連続ドラマのチーフ監督を務めます。
菅井友香と入山法子のインタビューでは「沢村監督の現場は俳優目線のディレクションが多い」と語られており、演者としての長い経験がキャストの演技の引き出し方に直結しているようです。俳優としての肌感覚を持つ監督だからこそ、繊細な心理描写が生きた演出が期待できます。
注目ポイント②:怜の”本心”をめぐるサスペンス
このドラマの核心は、妻・怜がなぜ公認不倫を持ちかけたのか、という一点に尽きます。復讐?策略?あるいは全く別の理由?
原作者の菊屋きく子さんは「”知らなかったこと”は罪になるのか。人間の本質を問われる作品になるのでは」と語っており、単純な不倫劇にとどまらない深みが本作にはあります。神栖家に存在する「決して足を踏み入れてはならない謎の部屋」も、物語の鍵を握る重要な存在として視聴者の想像力を掻き立てます。
ネタバレ(第1話・原作情報含む)
第1話では、蓉子が怜の提案を断りきれず”公認不倫”のルールを受け入れる場面が描かれました。ルールは「毎週水曜日だけ神栖家を訪れる」というもの。原作では、蓉子が訪問後に出たゴミを持ち帰るなど、罪悪感から”痕跡を残さない”行動をとる誠実さも描かれています。また物語が進むと、妊娠の疑いが浮上するシーンもあり、蓉子が慌てて怜のもとへ向かうという展開も。陰性と判明し一段落するものの、怜の寛容すぎる態度にただならぬ秘密を感じさせる構成になっています。
原作後半では、16年前の過去として怜と史幸がお互いの似た境遇に運命を感じ、両家のしがらみから抜け出すために結婚を決めたことが明かされます。幸せになるはずだった二人に何があったのか——その真相がドラマでどう描かれるかが最大の見どころと言えるでしょう。
視聴方法
地上波はテレビ東京系で毎週水曜深夜24時30分から放送中。U-NEXTでは各話1週間独占先行配信、見逃し配信はTVerで無料視聴が可能です。原作漫画もU-NEXT Comicで読めるので、ドラマと並行して楽しむのもおすすめです。
まとめ
タイトルの破壊力、設定のねじれ具合、そして怜という謎めいたキャラクターの存在感——すべてが噛み合った、テレ東らしい攻めの一作です。毎週水曜日の深夜が楽しみになること間違いなしの本作、ぜひチェックしてみてください。筆者も最後まで観たいです。


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