子どもなし夫婦は幸せか――“選択する女性”が増える時代・最新データ

結婚すれば子どもを持つのが当たり前――。そんな価値観が揺らぎ、「子どもを持たない」ことを自ら選ぶ夫婦が静かに増えています。

では、子どもを持たない夫婦は幸せなのか? そもそも女性は本当に“子どもが欲しい”のか? 女性たちの声や価値観の変化を手がかりに、このテーマを考えてみたいと思います。

「欲しい/欲しくない」はもっとグラデーションのある感情

一般的に、女性は子どもを欲しがるものだと思われがちです。しかし実際には、女性の気持ちはもっと繊細で複雑です。

「産みたい気持ちはあるけれど、今の働き方では現実的じゃない」

「子どもは好き。でも自分が母親になるイメージは湧かない」

「母になりたいという憧れより、人生を自由に使いたい気持ちが強い」

「欲しい気持ちもそうでない気持ちも半々で揺れている」

「欲しい」「欲しくない」の二択ではなく、その間には揺れ動く気持ちが幅広く存在します。

また、女性が子どもを望むかどうかは、年齢・パートナーとの関係・キャリア・健康・社会的支援など、さまざまな要素が絡みあって決まるものです。

子どもなし夫婦の“幸福”は何で決まるのか

子どもを持たない夫婦の幸せを形づくるのは、以下のようなポイントです。

1. パートナーとの関係性が深まる

時間・お金・心の余裕を、夫婦の関係性にしっかり注げるため、

「会話が増えた」「お互いをより理解できるようになった」という声が多く聞かれます。

2. 人生の選択肢が広がる

仕事に打ち込む、趣味を極める、海外に住む、起業する――。

自分の人生を自らデザインできる感覚は、女性の大きな幸福感につながります。

3. “自分らしさ”を失わない安心感

母親像に縛られず、自分という人間をそのまま成長させていけるという実感。

これは子どもを持たないからこそ得られると語る女性もいます。

4. 社会からの圧力が薄れつつある

もちろんまだ完全ではありませんが、近年は“選択しない自由”が認められつつあります。

周囲の価値観に縛られずに生きられるようになってきたことは、大きな前進です。

子どもを持たない選択に“迷い”はつきまとう

女性の中には「このままで本当にいいのだろうか?」という葛藤を持つ人も少なくありません。

* 年齢を重ねるにつれ感じるタイムリミット

* 周囲からの無言のプレッシャー

* 親からの期待

* 自分の選択に対する後悔への不安

つまり、子どもを持たない人生は解放感と同時に、ときに不安も抱えながら進むもの。

しかしその「迷い」すらも、女性が人生を主体的に考えている証拠でもあります。

女性にとって大切なのは“子どもを持つかどうか”ではなく、“自分で選べること”

結局のところ、女性にとっての幸せは「子どもを持つこと」自体よりも、

「自分で選んだ人生を生きている」と実感できるかどうかに大きく左右されます。

子どもを持つ幸せもあれば、持たない幸せもある。

どちらが正しい、間違っているという話ではありません。

女性が自由に選び、その選択が尊重される社会こそが、誰にとっても生きやすい社会なのだと思います。

子どもなし夫婦は幸せか――女性たちの「選択」から見える最新データ

かつて「女性はいつか母になるもの」と信じられてきた時代から、社会は大きく変わりつつあります。

結婚しても子どもを持たない、あるいは“持たないことを選ぶ”夫婦が増えており、そこには女性たちの価値観の変化が確かに存在します。

今回は、統計データを交えながら「女性は本当に子どもを欲しいと思っているのか」「子どもなし夫婦は幸せか」を考えていきます。

子どもを持たない夫婦は増えている

日本では、子どものいない夫婦が確実に増えています。

◆ 国勢調査のデータ

子どものいない夫婦の割合:

   1980年 → 約11%

   2020年 → 約27%

4組に1組以上が“子どもなし家庭”という結果。

この40年間で 約2.5倍 に増加しています。

これは「不妊による非意図的な子なし」だけでなく、意図的に子どもを持たない“選択的子なし(childfree)”が増えていることも影響しています。

女性は本当に子どもを欲しいのか?

女性の意識を示す統計からは、従来の価値観とは異なる姿が浮かび上がります。

◆ 内閣府の『結婚・家族形成に関する意識調査』(2021)

「子どもを持ちたい」と回答した20〜30代女性の割合は 75%。

一見高く見えますが、10年前より 約10ポイント低下しています。

しかもその内訳を詳しく見ると、

「持ちたい」:35〜40%(強い願望)

「できれば持ちたい」:約35%(条件次第)

「持ちたくない」:約15%

「どちらともいえない」:約10%

やはり「持ちたい」は多いけど、「条件次第」「迷っている」が大きな割合を占めていますね。

◆ 欲しくない理由(複数回答)

経済的に不安:56%

仕事を続けにくい:38%

自由な時間がなくなる:34%

育児負担が重い:47%

産後の身体・キャリアへの影響が不安:31%

つまり女性は、「子どもが嫌い」「母になりたくない」という単純な理由ではなく、

社会的・経済的リスクを冷静に見て判断しているとも言えます。

子どもなし夫婦の幸福度はどうか

「子どもを持たない選択=不幸」ではありません。むしろデータ上は逆の傾向もあります。

◆ 国立社会保障・人口問題研究所(NIPSSR)「生活と家族に関する全国調査」(2021)

夫婦の主観的幸福度を比較すると:

子どもあり夫婦:平均6.8(10点満点)

子どもなし夫婦:平均7.2

子どもなし夫婦の方がわずかに幸福度が高いという結果。

背景としては、

経済的余裕がある

自由な時間が多い

夫婦関係の満足度が高い

などが挙げられます。

◆ OECD「幸福度(Well-being)」国際比較

OECD諸国でも同様の傾向が見られ、

子どもがいる家庭よりも、子どもがいない成人の方が生活満足度が高いというデータが複数存在します。

ただし、これは「子どもを持つと不幸になる」という意味ではなく、

個人が望むライフスタイルと実際の生活が一致しているかどうかが幸福度を決めるということを示しています。

子どもを持たない女性が感じる「幸せ」と「揺らぎ」

子どもを持たない女性たちの語る幸せは、以下のようなものです。

● 幸せを感じるポイント

キャリア・自己実現に集中できる

経済的に安定しやすい

夫婦で過ごす時間の質が高い

趣味・学び・旅行など“自分の人生”を楽しめる

「母親としてどうあるべきか」の社会的圧力から自由

一方で、こんな揺らぎを持つ人もいます。

● 心の揺れ

40代以降の「産めない年齢」に対する喪失感

親からの期待や周囲の同調圧力

将来の孤独への不安

つまり“子どもを持たない生き方”には、自由と充実がある一方、

ときに静かな葛藤も共存しています。

重要なのは「選べる社会」であること

データから分かるのは、

女性は「欲しい・欲しくない」の二択では語れないほど、多様な願望と事情を抱えているということ。

そして、女性の幸福度を決めるのは――

「子どもがいるかどうか」ではなく、

   “自分の選択を尊重されたかどうか”。

子どもを持つ生き方も、持たない生き方も、どちらも尊重されるべき「人生の選択」です。

社会が女性の人生をひとつの形に押しこめるのではなく、

自分らしい選択ができる環境こそが、全ての女性の幸せにつながるのだと思います。

まとめ

今回は「子どもなし夫婦は幸せか」をテーマに記事をまとめてみました。筆者の娘(20代後半、未婚)は「子どもが欲しい。男はいらん」などと言っています。まあ、極端な意見ですけど。最新データを見ると、子どもなし夫婦は、幸せな部分もあるのですね。

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